河原の次は海岸!ということで、瑪瑙やジャスパーが採れることで知られる海岸へ。


夏の直射日光を遮るもののない場所での石拾いは辛いことがわかっていたので春に決行。


ここは何だか海岸の石が小粒だ。

小粒だが形が整っている。

碁石のように平たい丸形、きれいな楕円形、卵形、菱形、ラグビーボール形。

玉髄はすぐに見つかるけれど欠片のような小さなものばかり。


この海岸ではレッドジャスパーが拾えると、動画やSNSの情報にあったがイエロージャスパーがないかと探した。

やはり小粒のそれらしきはあるけれど、海ズレしたジャスパーはチャートとの区別がつかない。


初めはがジャスパーで、黄色オレンジ色のバイカラーをチャートだと素人判定していた。
後に石系YouTuberの一人に送ったコメントの返信で知識をいただき、判定が逆転する。
東京土産のひよ子みたいな子が、この石拾いの目的だったジャスパーだったか。

以下もすべて素人判定だ。
・ラグビーボールが痩せたような黒い子は珪質泥岩。
・菱形の、珪化木に間違いそうな子は結晶片岩。
・卵形の灰色の子は凝灰岩。
・楕円形の大きい方の子は閃緑岩。
・楕円形の小さい方の子は砂岩。
・真っ白い子は方解石。

真っ白い子は、初めは石英だと思っていた。
表面でキラキラ輝くのは雲母?と思ったが、実は結晶だった。
ちょっと酸をつけてみると反応したので間違いないだろう。

凝灰岩と砂岩は、後に行く山梨の川にお返しした。
逆戻りさせたけど、いつかまた太平洋岸に帰っておいでと。
(いつかって、、、)

有名な採取スポットといわれる場所は、当然、多くの人が訪れるわけで、目ぼしいものは既に拾われてしまっているという実態を悟った。
運が良ければ、新たに波が運んで来る石に出会えるかも知れないが。

そういうわけで、それまでの探石はやめ、砂浜の砂の中にたくさん混じっている高温石英集めに転じた。
チマチマ摘みあげてはビニール袋に詰める。
ビニール袋がいっぱいになるまで帰れません!

そうこうするうち陽が傾き出した。
石が目的で来たけれど、この海岸は夕日が有名だったのだ。
人々が鑑賞スポットの方に歩き出したので海岸を切り上げてそちらに向かう。

ちょっとズレだけどダイヤモンド富士