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今回は2025年のアメリカ・フィンランドの映画です。

2時間28分です。(ちょっと長めね知らんぷり

 

監督 アリ・アスター

出演 ホアキン・フェニックス、ペドロ・パスカル

 

【ストーリー】

物語の舞台は2020年、ニューメキシコ州の小さな町、エディントン。コロナ禍で町はロックダウンされ、息苦しい隔離生活の中、住民たちの不満と不安は爆発寸前。保安官ジョー(ホアキン・フェニックス)は、IT企業誘致で町を“救おう”とする野心家の市長テッド(ペドロ・パスカル)と“マスクをするしない”の小競り合いから対立し「俺が市長になる!」と突如、市長選に立候補する。ジョーとテッドの諍いの火は周囲に広がっていき、SNSはフェイクニュースと憎悪で大炎上。同じ頃、ジョーの妻ルイーズ(エマ・ストーン)は、過激な動画配信者(オースティン・バトラー)の扇動動画に心を奪われ、陰謀論にハマっていく。 エディントンの選挙戦は、疑いと論争と憤怒が渦を巻き、暴力が暴力を呼び、批判と陰謀が真実を覆い尽くす。 この先はあるのか? エディントンの町と住人は誰も予想できない破滅の淵へと突き進んでいく。 暴力、陰謀論、SNSの暴走がすべてを焼き尽くす“炎上スリラー”エディントンへようこそ。

 

 

 

アリ・アスター監督と言えば、

「へレディタリー・継承」や「ミッドサマー」がありますが、

「へレディタリー・継承」の方は、ホラーが苦手な私には不気味すぎて

見れていないし、

「ミッドサマー」は見たもののよく掴めない感じと不快感があって、

どちらにしろ私にとっては、アスター監督は「不穏な映画を作る人」でした。

 

なので、

「わざわざ映画館で不穏な気持ちになりに行くのか~真顔

と観に行く前に思ってました。

 

 

今作は「炎上スリラー」とか「西部劇/コメディ」となっていますが、が、が・・・

 ちなみに「西部劇」となっているのは、単に保安官が出てくるからなのか、時代は現代です。

 

いんや~わたし的には思い切りコメディでした!

 

映画の最初、コロナ禍に揺れる田舎町エディントン。、

「マスクを付けてない」だの「マスクを付けろ」だのの軽い?小競り合い笑い泣き

マスクを付けない人間がまるで極悪人かの風潮だったあの頃。

 

あ~そうそう。そんなこともあったあった!

いや、なんか懐かしいわ~

 

的な流れで物語はスタートする訳ですが、

物語の主人公ジョーは保安官でもあるのにマスクを付けない派の人。

 

「へ~主役だし保安官なのにね~知らんぷり

などと思いつつ、

その最初の流れから「この映画はいったいどんな風に進んでいくのだろう?」

と思いましたよキョロキョロ


とりあえずは穏やかに話そうとはする市長のテッドと、最初から感情高ぶりがちな保安官・ジョー。

どっちが人間としていいのかと聞かれてもちょっとわからない感じ滝汗

 

そこからジョーの家庭に問題があることも分かり、ますます目が離せない感じに。

ジョーが奥さんのことが大好きで「ウサちゃん」と呼びながら機嫌を取っている姿も涙ぐましい感じニヤニヤ

 

でも常に効果音?映画音楽って言うんですか?

不穏なんですよ。なんかいや~な気持ちにさせる音が常に流れている感じでした。

 

物語も、まさかの殺人事件や濡れ衣行為、

最後のあたりでは戦場と化していたエディントン。

と言ってもその時点で画面に映るのはジョーのみとゆー不思議さ

 

 

終始ホアキン・フェニックス演じるジョーのあれこれが、必死になればなるほど、

おっかしくて仕方ありませんでした爆笑

 

政治的なことに詳しい人にはもっと色んなことが見えたかもしれませんが、

エンタメとしてしか見ることのできない私でも、十分すぎるほどの面白さでしたよチュー

 

 

そして・・・

ホアキン・フェニックスの活躍を見聞きするたびにいつも思うのが、

 

「生きていたらリバー・フェニックスはどうしていただろうな」

とゆーこと悲しい

 

でも、観ている間はもちろんそんなことも、日常のあれこれも吹っ飛ぶような、怒涛の展開に目が離せない映画でした!