ポエムで暮らそうブログ -44ページ目

ポエムで暮らそうブログ

サラリーマン、高校英語教師、建設業経営者など常に前向きに生き、喜寿を迎え田舎暮らしを楽しむ知人。その時々を詩に託し、30年作り貯めた3000編、現在も毎日一編作り続けている作品をご紹介させていただきます。ご笑覧宜しくお願い致します。

もう間もなく
あちらへ 移るんだなー
貧乏人 意気地なし 何一つ
誇れるモノなし やる事なす事
何をやっても 何時も ドンビリ
馬鹿にされ ・ ・ うーん
ひどい男道だったなー

幸いにも プロポーズが通り
子供が出来 外見からなら
それなりの格好ついていたのだろう
それにしても もう少し
意地を張り もう少し
がんばれば 並生き出来たのに

他の男とのレースを恐れ
闘う前から あきらめ 何時も
不戦敗を決めこみ 何時も
白旗を掲げ  下を向いて生きていた
女房にとっては情けない亭主
子供達にとって弱虫オヤジ

申訳ない その通りだよ
八十間近の今 ようやく心を決め
自己採点を始めた 当時シコシコ書いた
メメシイ 日記読み返す
俺は男男しい男 と書き連らねてある

成る程 現役時代 自分の弱さ
自分の意気地無し よーく認識
していたのだなー 多分 
生きられたのは 地を這う如く 生き
何を言われても黙諾続けていたからだ
歯向かいせず 命に服したから
仕事場に留まれたのだろう 私は

こんなもんさ でも 若い君達は
自分を信じ 燃えて生きてくれよ
八十間近になれば じいさん もう
世の中から はじかれている もう
一日中ヒマヒマヒマ ! でも まだ
頭の中には いろいろ詰まっている
まだ腐ってないようだから
もしかしたら 役立てるかも知れぬが
もういいのだ 年寄りの
しゃしゃり出る幕は無い

パチクリ石原 オレ オレ オレ ・ ・も
クチマゲ麻生 オレ オレ オレ ・ ・も
ヤブ睨み石破 オレ オレ オレ ・ ・も
見られたものでない
あの見苦しさは 反面教師なのだ

もう生ゴミのじじい私
何故か 三病息災 クスリも医者も
不必要 病いと仲良く共生してる
困った事に 文句は持たず
困った事に 人生こんなもんと流してる
困った事に 悟っていると錯覚している

そうは言うものの
世の中 相変らず ものすごい
一対一で人をいじめ 果ては殺し
強烈過剰集団が人々を殺しまくっている
知恵がつけば 穏やか生存へと
向うのでは ・ ・ その期待は
見果てぬ夢らしい もしこのまま
推移するなら 多分 生き支える
地球体も愛想もつきはて 多分
生存支えを断念に至るのだろう

八十年もの長き時間
生かせてもらった 人智が生み出す
こっぱ知識も おおよそ なめた
残念だが 多分 救いの手は無さそうだ
重い自分 持て余している
お互い もう喋り合う事ない
お互い もう聴きたい事ない
でも 食事は一緒
食卓に並ぶ 料理見れば
あっ 良い色してるね
あっ 良い味 美味しいよ
そう ・ ・ ・

お茶 飲み干し ごちそうさま と
立上り トレイに食器揃え
台所へ運び 片付けは私の役
食事中 テレビは必ずお付き合い

ガチャガチャ 朝っぱらから
何時もの連中 事件事故を
トクトクと解説し 司会は
何時も通り上っ調子で気を引いている

今朝も チャンネルは
クルクルと廻されている 画面では
若いのか おやじなのかおばさんなのか
何かにつけ ギャーギャ わめいている

何 買わせたいのか
まばたきの間に 商品が
現われては 消えてゆく チャラチャラ
宣伝する男や女 見苦しい

相棒は ゆっくりと小一時間 お楽しみ
頭の中 若いんだなー
欲猛獣が何売りつけたいのか
分かってるらしい

喰う出す動く それだけは一人前の
呆け私 マイデスクに辿り着き
外の自然を眺め続ける 間もなく
あちらへ渡りあちらにもガチャテレビ
あるのかなー いやだなー
夫を亡くし 五十代息子を亡くし
一人悄然と暮らす おば
月一度 訪問する 多分
喜ばれ 歓迎して下さると思い込んで

寂しさとは ・ ・ 孤独とは ・ ・
どんな心境か ・ ・ ようやく分かりかけた
喜寿オイの私 しかし
おばの深い寂しさなど まだまだ
分かる境地に至れるはずない

やや遠方に暮らす長男から
定刻十時 毎夜電話が入ると言う
   おふくろ 大丈夫か
   変った事ないか

電話が切れると 毎夜涙に
むせぶとか ・ ・ 母を想う息子の声
寂しさを強めている でも
毎夜 電話待ちわびている

換気扇掃除 一寸した庭いじり
自信無いが 慣れぬ手付きで
手を出す じっと動きを見つめる
おばの気持 果してどうなのか ・ ・

熱い茶を飲みながら
六~七十年の昔に戻り あの頃の
思い出話しに花を咲かせるが
目頭には熱い涙が ・ ・ ・

予定時刻となり またね と言って
立上る おぼつかぬ足取りで
おばは動き廻り 手作り品料理を
パックに詰め 食べてね と下さる
    あなたが帰ると もう
    寂しくて 寂しくて
つらいが再訪約し帰路につく
何時も 穏かに静かに
微笑み 浮かべられ
優しい 物腰で対応下さる
先輩の ご婦人がいる

お会いする度 不信心の汚れた心
洗われる思いがする
毎朝 きちんと教典音読され
毎週数度 集いに参席され ・ ・ ・

お会いする度
身も心も さらに清められ
身も心も さらに純化され
深い思索 さらに深化され
不信心の私に 眩しすぎる

ご信仰 きっと深い心で求められ
ご信仰 心のあり方が更に深化し
自らは 深く求められるも
不信心者に あえて薦めず
その心の深さ 感銘与えずにはすまない

不信心者にとって 
信仰有する心は 理解し得ない
不信心の私にとって
信仰心は あまにりも高峰にあり
信仰が与えて下さる 心の落ち着きを

憧れつつも 信仰に心を捧げられぬ
我が心の有り様を恥じる
生命を与えられ 生き続ける事に
微力を使い尽し 心の世界へ
到れなかった心貧さ ・ ・ 情けない

現世の波に押し流され 押し戻されつつ
生を果たすであろう 我が身にとって
優しい微笑を下さる 先輩ご婦人は
我が心の師であり信仰像でもある