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サラリーマン、高校英語教師、建設業経営者など常に前向きに生き、喜寿を迎え田舎暮らしを楽しむ知人。その時々を詩に託し、30年作り貯めた3000編、現在も毎日一編作り続けている作品をご紹介させていただきます。ご笑覧宜しくお願い致します。

夫を亡くし 五十代息子を亡くし
一人悄然と暮らす おば
月一度 訪問する 多分
喜ばれ 歓迎して下さると思い込んで

寂しさとは ・ ・ 孤独とは ・ ・
どんな心境か ・ ・ ようやく分かりかけた
喜寿オイの私 しかし
おばの深い寂しさなど まだまだ
分かる境地に至れるはずない

やや遠方に暮らす長男から
定刻十時 毎夜電話が入ると言う
   おふくろ 大丈夫か
   変った事ないか

電話が切れると 毎夜涙に
むせぶとか ・ ・ 母を想う息子の声
寂しさを強めている でも
毎夜 電話待ちわびている

換気扇掃除 一寸した庭いじり
自信無いが 慣れぬ手付きで
手を出す じっと動きを見つめる
おばの気持 果してどうなのか ・ ・

熱い茶を飲みながら
六~七十年の昔に戻り あの頃の
思い出話しに花を咲かせるが
目頭には熱い涙が ・ ・ ・

予定時刻となり またね と言って
立上る おぼつかぬ足取りで
おばは動き廻り 手作り品料理を
パックに詰め 食べてね と下さる
    あなたが帰ると もう
    寂しくて 寂しくて
つらいが再訪約し帰路につく