怖いモノ無くなるのが
年輩者の強さだよ
友人が さらりと言い切った
同席の数人 思わず黙りこむ
生きるには怖いモノあった方がいい ・ ・
生きるには怖いモノない方がいい ・ ・
話題盛り上るが 当然のコト
結論なんて出るはずない
もし 怖いモノ抱くなら
緊張し対応しパワーアップし
克服に力を注ぐかギブアップか
いずれを選ぶにせよ変化が生じる が
もし 怖いモノ抱かぬなら
弛緩し何の対応も不要となり
恐らく何等の緊張感もなく
いずれにせよ変化は生じない
老い進むにつれ 確かに
何事に対しても無反応になってゆく
世の中がどう動いていようと
若者が酸欠になっていようと
もう老人の出る幕は無しと
口も目も耳も閉ざしている
気に掛かるから 気に掛けるから
注意を向けるが
気に掛からぬから 気に掛けぬから
五感でとらえても気持にとりこまない
間もなく現世を去る老いの身
もう怖いと気にするモノ無くなってゆく
怖いモノ 沢山見え 耳にするが
人間生存に常につきまとう現象なのだと
老い脳はとらえている 実は
怖いと認識しつつ意識にいれないのだ