に到着。
明石
「割烹じゃない。」
黒久
「割烹 着カフェ。
なんだ?
コスプレでもなんでもない。」
桃香
「とにかく入ってみましょ。」
博士
「タケコさん、迎えにきたよー。」
ガラガラ
引き戸を開けて入店。
店員たち
「おけぇりなさい、旦那様」
黄貝
「メイド喫茶のアレンジなのか?
でも面白い。」
博士
「ただいまー。
タケコさん、東京のおみやげだよ。」
タケコ
「ありがとう、モグちゃん。」
桃香
「これから東京に行くのに?」
博士
「・・・あ。
み、みなさんの分だよ。
決まってるじゃないか。
ハハハ。(汗)」
タケコ
「みんなにおみやげ?
まぁ、いいのに。
どうせ、みんなで東京行くんだから。」
博士
「み、みんなでっ!」
タケコ
「そーれ、
バスが来たから乗ってけろー。」
店員たち
「はいよー。」
ドサドサドサ
水陸両用マイクロバスは満席。
明石
「あのう、昼メシは?」
タケコ
「あるよ。ほれ。」
大量の手作りおにぎりが配られた。
黄貝
「う、うまい。」
桃香
「おいしいわー」
黒久
「カフェで、おにぎり出してんのか?」
タケコ
「カフェはコジャレたものばかりでさ、
まかない もクリームシチューだの、 スパゲッテェばかりで、飽きんだよね。 」
店員
「おばさんたち 胸やけするのよ。」
黄貝
「だったら、普通の料理屋じゃだめなの?」
タケコ
「ほら、オムライスにケチャップで俳句を書いてやるのが年寄りに受けるのよ。」
博士
「そうそう、タケコさんの句は最高だ。」
タケコ
「ここで一句。」
黒久
「お、待ってました!」
タケコ
「迎えきて
メイドの土産 と
東京産」
博士
「ガクッ」