仮面トラッカー イダテン 3-14 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

≪ギィー≫
中に入る。

変装は完璧のはずだ。
しかし従業員の視線を一気にあびた。

「侵入者だ!」
  従業員が叫んだ。

いや、従業員ではない。
ゴーレムの戦闘員 グレーマンだ。

一人だけ作業着という浮いた変装をしていた。
よく見ると、胸の刺繍は
『前野工業』
廃墟になる前の会社の作業着だった。

そういえばここは スターダスト だった。

グレーマンに囲まれてしまった。

「おや。
     飛んで火に入る夏の運送屋だな。」
奥から現れたのは

星 飛雄鹿 (ほし ひゅうが)

「貴様、ここで何をしている!」

「何をしている?
    工場見学なら案内するぜ。」

「それは助かる。」

「こちらです。
    スリッパをどうぞ。」
グレーマン

「あ、どもども。」