そこには仕切られた部屋があり、その中へ案内された。
グレーマンが新品の羽毛布団を担いでは大きな機械に放り込む。
その隣のコンピュータを操作すると、羽毛布団に霧状の液体をかけた。
ふわふわな布団はぺしゃんこになり、ベルトコンベヤーで隣の機械に吸い込まれた。
高温で乾燥し、フッカフカの布団に戻る。
これを繰り返しているようだ。
「あの液体・・・まさか!」
機械から遠ざかって言った。
「そうそう、例のエキス。」
星
「貴様。」
「おや。
まるで私たちが悪いことをしたような口振り。
町の元気な老人を見てないのか?」
星
「た、確かに元気になっていた。
しかし、法外な値段で売り付けているのだろう!
羽毛布団なんて押し売りの定番だからな。」
「とんでもない。
三階へ案内しよう。」
星
「三階?」