仮面トラッカー イダテン 3-15 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

換気扇があったのはあの方角だ。

そこには仕切られた部屋があり、その中へ案内された。

グレーマンが新品の羽毛布団を担いでは大きな機械に放り込む。

その隣のコンピュータを操作すると、羽毛布団に霧状の液体をかけた。

ふわふわな布団はぺしゃんこになり、ベルトコンベヤーで隣の機械に吸い込まれた。

高温で乾燥し、フッカフカの布団に戻る。

これを繰り返しているようだ。

「あの液体・・・まさか!」
機械から遠ざかって言った。

「そうそう、例のエキス。」

「貴様。」

「おや。
   まるで私たちが悪いことをしたような口振り。
    町の元気な老人を見てないのか?」

「た、確かに元気になっていた。
   しかし、法外な値段で売り付けているのだろう!
   羽毛布団なんて押し売りの定番だからな。」

「とんでもない。
   三階へ案内しよう。」

「三階?」