仮面トラッカー イダテン3-12 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

昼過ぎからはピザのメニューからクレープに替わる。
石釜オーブンの余熱でパリっとした香ばしいクレープを焼く。

こちらのメニューも素早く渡せる。

丸い生地にクリームを乗せてフルーツを乗せてクルクル。なんてことはしない。

最初から三角に凍らせたフルーツ入りのフローズンヨーグルトがスタンバイしてある。
それを熱々パリパリ生地で包む。

内側が少し溶けて密着。
この温か冷たいがクセになるようで、公園のベンチはレッドベレークレーパーで埋め尽くされる。

「よし、ここはわしが引き受ける。」
じいさんシェフがコンテナに入る。

「ラジャー!」
敬礼して軽トラの運転席に乗る。

「コンテナ切り離し。」
ボタンを押すとコンテナから足が出て、
軽トラが抜け出した。

店を残して軽トラは倉庫に帰って行った。


「こちらレッドベレー2。
       倉庫に帰還中。」
兄さんシェフが無線を取る。

「こちらレッドベレー1 アジトを発見した。
    住所を送る。」社長

「受信。
    コンテナエックスをスタンバイ。」

「頼んだ。交信アウト。」
社長