石釜オーブンの余熱でパリっとした香ばしいクレープを焼く。
こちらのメニューも素早く渡せる。
丸い生地にクリームを乗せてフルーツを乗せてクルクル。なんてことはしない。
最初から三角に凍らせたフルーツ入りのフローズンヨーグルトがスタンバイしてある。
それを熱々パリパリ生地で包む。
内側が少し溶けて密着。
この温か冷たいがクセになるようで、公園のベンチはレッドベレークレーパーで埋め尽くされる。
「よし、ここはわしが引き受ける。」
じいさんシェフがコンテナに入る。
「ラジャー!」
敬礼して軽トラの運転席に乗る。
「コンテナ切り離し。」
ボタンを押すとコンテナから足が出て、
軽トラが抜け出した。
店を残して軽トラは倉庫に帰って行った。
「こちらレッドベレー2。
倉庫に帰還中。」
兄さんシェフが無線を取る。
「こちらレッドベレー1 アジトを発見した。
住所を送る。」社長
「受信。
コンテナエックスをスタンバイ。」
「頼んだ。交信アウト。」
社長