仮面トラッカー イダテン3-11 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「この伝票の住所が秘密結社ゴーレムのアジトだな。
      スターダスト商事
      電話 フリーダイアル
         132-506
       ひ み つ、ゴー レイ ム
       間違いない!

     住所をナビにセット。 

    行くぜ。レッドベレーワン。」

その頃、レッドベレーツーは、
オフィス街の公園で営業開始だ。

毎週月曜日はここでケータリングしている。

コンテナ4号はピザとクレープの装備がある。

ちなみにコンテナ1号はうどん、そば。
2号はカレー
3号は夏にかき氷とそうめんをやったが、焼き芋に改造中だ。
あと1つコンテナがあるが、まだ人目に触れたことはない。

「いらっしゃいませ、本格ピザ釜のできたてピザだよ。さぁいらっしゃい。」
  おじいさんシェフが声を張る頃には、もう行列ができている。
  
味の種類はAからDの五種類しかなく、先にオーダーと枚数を聞いている。

長方形のピザで、食べやすいのも魅力だ。

行列を並ぶがカウンターまで進むと、もう包装されている。

交通系ICカードで支払いができて、行列はほとんど立ち止まらない。

レッドベレーピザの行列は月曜日の名物になった。

若いシェフは下ごしらえしたピザ生地をオートオーブンに装填する。

5分後にはカットまでされて放出される。

それを素早く包装している。

「A2、B2、D3お待ち。」
≪シャリーン≫

「B.D.コーラの方、どうぞ。」
≪シャリーン≫

といった素早い精算でお昼休みのロスタイムを無くしている。