モトロイドⅡ〔78〕落ちる? | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

三階 廊下 奥

ここは一階に見せるトリックの為に、下りの階段を死角に隠してある。
(先程、応援のヤクザが上ってきた階段)

そこを下りると一階までたどり着ける。

しかし、SUVはそのまま直進。

隼人
「この先は窓だ。」

雷輝
『加速を止めないみたいだ。
    この窓の先は・・』

隼人
「窓に先なんか無いだろ。」

雷輝
『もう止まれ無い、掴まっててくれ。』
RXも加速。



SUV
《グゥゥォオオ》

萬田
「ぅ!」

美和子
「やばいっ!」

《ダゴォォ、バリーン》
壁と窓をぶち破る。

《モォォォ・・》
空中、スローモーション。




隼人
「壁を突き破った!  

  ヤツは三階から落ちた。
     組長さんが・・」

雷輝
『落ちたんじゃないっ、』

隼人
「ぅわぁっ、こっちも落ちるっ!」


RXも、その穴からジャンプ。

《フォォーーン》
スローモーション中
         


ここに来るときに高速道路に沿う脇道を通ってきた。

つまり、このビルの前には、道を挟んで高速道路がある。


防音壁を飛び越えると

《ッダギュ、キュル、キュリリ》
SUVは高速道路に着地。

サスペンションは思い切り沈むと、反動で車がホップした。

ふらつきながら姿勢を整える。

隼人
「飛んでるーーっ!」

《ダギュ》
RXも高速道路に着地。

雷輝
『かなりサスにダメージがあった。』


隼人
『俺も腰にダメージ。』