モトロイドⅡ〔77〕追跡 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

三階 廊下

トド男
「豪華だなぁ。おせちみたいだよ。
  ほら。」

オカマの美奈子
「ほら。じゃなくて、なんでお重を持ってきてんのよ。」

トド男
「萬田組の分は要らないだろ?」

美奈子
「そうだけど、なぜここで開ける?」

トド男
「モニタールームは占領されたし、大広間はごちゃごちゃしてるし、ここなら受付のテーブルもあるし。」

美奈子
「じゃテーブル行きましょ。」

テーブルに座りお重を眺める二人。


《ゴォォォオオ》

                 《ドガァチャッ》

                                        《モォォォーン》

テーブルが無くなった。

トド男
「・・・・・・?」

美奈子
「車が通った?」

トド男
「ここは廊下だぞ。」




《クューーン》

                《ブンッ》

                              《コァーーーン》


美奈子
「また車が。」

トド男
「廊下だって。」



RX車内

《クュァーーーン》モーター音

隼人
「追い付きそうだな。」

雷輝
『ヤツは階段を降りるかもな。』

《メチッ》
隼人
「お、フロントガラスに焼き魚が飛んで来たぞ。」

雷輝
『何でだ?』

隼人
「パルス大砲の他に焼き魚砲を付けてるのか?」

雷輝
『それって、痛くも痒くも無いけど』



《ズベッチョ》
隼人
「うがぁーっ!

   今度は肉片が。
     ガラスに血が付いてる。」

雷輝
『ステーキ肉。』

隼人
「誰か轢いたのかと思ったぞ。」