スーツ80 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ジャイロバイクは一番に工場の野球場に着陸。

そして野球場の砂煙を巻き上げて輸送機が降りてきた。

しかし、この輸送機は戦地に兵士を配達するのが目的。

着陸すれば敵の攻撃を受けてしまう。

そこでホバリングのまま兵士を撒いて帰るのだ。

今、床面のパネルが開く。

≪シャー、シャー、≫
兵士たちは背中をワイヤーで吊られ、100人が一気に落ちてきた。


ジャイロバイクを降りて振り返ったナイン

「うひゃあ、
納豆のパックをひっくり返したみたいだな。」

兵士たちは背中のワイヤーのロックを外して野球場へ降り立つ。






こちらはセブンの輸送機。
中身は空だ。

「おーい、どけどけー、
止まり方がわからねー」
セブン

先着の輸送機はパネルを閉めてホバリング中。

そこへセブンの輸送機が追突。

≪グゥオオオオーーン≫
中が空洞の鉄の塊がぶつかる。
鐘突きのような音が鳴り響く。

当てられた輸送機は工場の塔に突っ込んだ。
≪バキャバキャガラガラ≫

「あー。発電機壊しやがったな。」
もちろん、

セブン本人のせいだ。