スーツ73 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ジャイロバイクは街へ向かった。



駅前のオフィスビルの屋上に降りることにした。

ジャイロバイクで屋上に着地。
降りてフェンスへ。


そこから街を見下ろす二人。





その下には、駅前のロータリーとスクランブル交差点が見える。

グラスパソコンのフレームのカメラで双眼鏡モード起動。

交差点の一人一人の顔が見える。


そしてお目当ての人物を見つけた。

クローン兵士だ。

観察しているとナイン達を探しているのがわかる。


交差点に溢れる通行人の顔を覗きこむ兵士。

肩を持って振り向かせたりもしている。


兵士「待て、顔を、見せろ。」
 また、通行人の若者の肩を掴んだ。

        若者「はぁ?何だよテメー。」

兵士「違う。お前はアンターゲットだ。」
   次の通行人に声をかける。  

       若者「おいコラ、なめとんのか?」
         怒り出し兵士の前に立つ。

兵士「お前はアンターゲット。
   違う人、ハズレ。」

       若者は近くの仲間を呼び、兵士を囲んだ。
     「ぶっ殺されたいんか?あ?」
        「やっちまうぞ!」
       「まぁまぁ、金で解決してやろうぜ。
        な、オッサン。」

兵士「お前もお前もお前もお前も
          全員ハズレだ。」

        若者「まだ言うかこのヤロー!」
                  「許さねぇ」

     一人がナイフを出した。
  「ほら、ナイフ見てびびってんのか?」


兵士「ォウ、ナイフ。  フンッ」

≪シャク≫
一瞬にして取り上げ、若者を刺した。

      「ウッッ!」若者
     

   「あっ、おい!!  刺しやがった!」
     慌てる仲間

兵士「お前たち、この男を探してこい。
          俺が止血しておいてやる。

         急げ。
        一時間で見つけなければ死ぬだろう」
       アジア型クローンの写真を渡す兵士

        若者の仲間
        「マジかよ。ムリだ。」
          「イカれてる。」
           「逃げようぜ。」


       刺された若者
       「助けて    助け  て、
                 死にたくねぇ。」