99 広大な収容所 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

バスの左右に壁が現れた。
それは徐々に高くなる。

いや、バスが坂を下っているようだ。

壁だけではない、天井がある。
ここはトンネルか地下通路だ。

こんな施設があったんだなぁと関心した。

ゲートを2門くぐり抜ける。

俺達はさっきの団結とは違い、不安を隠せない。

≪カッ≫
と眩しい灯りがバスの中に飛び込む。



目が慣れると、

黒バスの列と何万人という、日本人がいた。

「ここだ。
収容所の場所がわかった。」高井が振り返った。

収容所
最近のテレビでは
東京オリンピックスタジアム
が何個入るなんて例えるが
昭和人の俺は
東京ドーム何個分
がしっくりくる。

何個だろう?

向こうが見えない広さだ。

もう東京ドームではなく空港が何個のレベルかも。

しかし、こんな土地があったか?

「リーダー!
両足のウエラブルの歩数とバスの時速とコンパスで試算した結果


ここは

福島原発立ち入り禁止区域の地下です。」
学生


「なんだと!」高井

立ち入り禁止区域
いつの間にか地下が開拓されていた。