92 リモコン | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「あああっーー!」
突然、橋野が叫んだ。

ピッカーが二人ががりで橋野を押さえる。

橋野は力がある。
ピッカーの顔面を殴った。

ピッカーはしりもちをついて顔を押さえる。
その手を外すと鼻血が溢れ出た。

鼻血の手が腰に行く。

ヤバい、リモコンだ。

俺とヨーコさん、学生はクッと歯を食いしばる。
他の人は何が起こるか知らないが、身を固めた。



「コノヤロ、ウー!」
“この野郎”のことだ。
日本語を覚えてきているのか。

立ち上がりリモコンを掲げた。

「助けてっ!」ヨーコ
「来るっ。」
俺も目をつぶる。


≪チャッ≫

「がっ」


数秒して目を開ける。