79 エイジア人 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「ここの日本人は本当に信じていいのか?
フゥェイ。
お父さんが必ず守る。
逃げるなら言うんだ。
エイジアの基地に行くか?」父

「ううん。大丈夫。
でも、これからどうなるの?」フエ

「お父さんはたくさんの兵隊と船で上陸してきた。
おそらく、首輪をされていない日本人はここ以外にいないと思う。
それほど大軍だった。
日本占領、つまり浄化完了は
もう、時間の問題かもしれない。
フゥェイ、お前はエイジア側の人だ。
わかるだろ。」父

「わかるわ。
でもこの人達に首輪なんて掛けないで。
日本人は何もしていない。
エイジアなんて卑怯な連中になりたくない‼」フエ

「フゥェイ!日本人に間違われて首輪なんかされてみろ、一生奴隷だ。」父


「涙の再会を邪魔して悪いんだが、何を話していたんだい?」原島
中国語の会話はわからない。

「エイジアは大軍で来たから、日本人は逃げられない。
とお父さん、言ってる。」フエ




ここで一生暮らすなんて…

しかし、この若者達だけじゃ何にもできない。

絶望だ。