「ここの日本人は本当に信じていいのか?
フゥェイ。
お父さんが必ず守る。
逃げるなら言うんだ。
エイジアの基地に行くか?」父
「ううん。大丈夫。
でも、これからどうなるの?」フエ
「お父さんはたくさんの兵隊と船で上陸してきた。
おそらく、首輪をされていない日本人はここ以外にいないと思う。
それほど大軍だった。
日本占領、つまり浄化完了は
もう、時間の問題かもしれない。
フゥェイ、お前はエイジア側の人だ。
わかるだろ。」父
「わかるわ。
でもこの人達に首輪なんて掛けないで。
日本人は何もしていない。
エイジアなんて卑怯な連中になりたくない‼」フエ
「フゥェイ!日本人に間違われて首輪なんかされてみろ、一生奴隷だ。」父
「涙の再会を邪魔して悪いんだが、何を話していたんだい?」原島
中国語の会話はわからない。
「エイジアは大軍で来たから、日本人は逃げられない。
とお父さん、言ってる。」フエ
ここで一生暮らすなんて…
しかし、この若者達だけじゃ何にもできない。
絶望だ。