「奇襲と言えば、ライフラインの切断です。
停電は発電所や変電所の一斉攻撃によるものです。」
高井
「雷のタイミングに合っていたから疑わなかった。
どおりで復旧しないわけだ。」
「通信もできません。
インターネットや電話回線がやられ、政府も連絡が回せない。
報告もあがってこず、手が打てない。」
高井
「電話局が砲撃されたのは見た。
君たちのそのパソコンもネットが使えなくては、世界に発信できないのでは?」
「うちら世界に顔が広いんです。
このデータを暗号化して、フランスとカナダの友人に送ります。
こいつで。」
高井さんが何か取り出した。
「ラジコン飛行機?
冗談でしょ?」
「目には目を
ロケットには…」高井
「ロケットを?
いや、それはないか。」
「このソーラー翼弾道ロケットです。」
高井
「その小さいロケットでフランスへ?」
のび太の心境を体験した。