店の裏口に灯りが漏れている。
それを100メートル離れた場所から見ていた。
「停電が終わったのかな?」
彼女は、辺りに他の電力を探す。
他の店やビルに灯りは無かった。
自販機も自動ドアのセンサーのランプも消えている。
良く見ると裏口の明かりは動いていた。
明るさが変わるのがわかる。
「略奪されてるんだわ。ッカツク。」
彼女
「店の商品は残念だが、俺たちも食料は略奪するかも知れないよ。」
腹へった。
「そうね。金の価値はなくなったんだね。」
振り返って前進することにした彼女
≪バタン≫
急に裏口が開いた!!
出てきたのは二人の兵士。
驚いた。
兵士は、耳に手を当てるとうなずいてから、真っ直ぐこっちに走ってきた。
俺は彼女の手を引いて走った。
「気付かれた!! 逃げるぞ。」
「まずら(マジだ。の意味)」
店と店の路地に入り込むことにした。
キャンプセットとラジカセが邪魔くさい。