30 新しいレトロ | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ラジカセを探す。

案外簡単に見つかった。

偶然見つけたのだ。
俺は、暗闇の店内でカエルの置物を蹴飛ばしてしまい、そのカエルはパワーストーンを並べたのザルに飛びこんで、ザルをひっくり返し、石をぶちまけた。

そのザルの下にラジカセの箱が有ったのだ。

普通じゃ見つからない。

「有った!!ラジカセだ。」
思わず声が出てしまった。

箱から取りだす。
箱にはこう書いてある。

レトロなラジカセ。
お手持ちの、あのカセットが甦る。

レトロ…って書いてある訳が解った。

ラジカセの形は再現だ。
確かにカセットテープが入る。

他に、USBにSDカードスロット、メモリーカードも使えるのか。

肝心のラジオは!?

亀のオモチャから電池を抜き、ラジカセに入れる。


≪ズ…スー≫

使えた。



さっきからいろいろバンドを試しているが


聞こえてくるのは中国語のようだ。