ハグワン 18 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

『目標に接近する』

ハグワンはジェット機の背後につける。

傾きながらだが安定はしていた。

『右のフラップとヨーでバランスをとっているのか。』

『さらに接近する』

『モニターは黒煙で尾翼しか見えない』

『上につける。』


モニターから黒煙が消えた。
ワイパーがカメラを拭く。

『よーし。いいぞ。そのまま。』


『海面が近い。
ハグ急げ』

『アームが出せない!』


《ヘッドアップ。》

《ヘッドアップ。》
警告アナウンス


『早くつかまえろっ。
高度が低い』

『アームハッチが凍りついてんだよ!っぐ。』


『落ち着け。
叩き割ればいいんだ。』

『急げ、目標が着水する。』


『くそっ。おりゃあ!』

アームがハッチを押し開ける。

『ファーストポジション、間に合えっ。』

ジェット機の首の辺りにアームを伸ばし、挟んだ。

『よしロックした!』

『ナイス』

『喜んでられん。一緒にダイブだ!』


『…マジか』