未来少年コフィ 27 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

家に着いた。
とにかく疲れた。

ピットケースの周りを拭いて家の庭に置いた。

草だらけの庭に不釣り合いなシルバーの未来的な箱。

ますますこのボロ家を引き立たせる。



家に入ると

コフィは節電モード。
動きを少なくして電力を温存する。
子供らしくテレビの前に座っている。

もう早朝のニュース番組が始まっていた。


俺は、風呂に浸かって考えた。

昨日の映画は、現在から過去にタイムスリップしていたが
コフィは未来から来たのでは…

そう2025年から。

…ハハハ。
鏡の俺と目が合った。

なんてな。
かなり疲れてるな。

いや。
でもあの技術力は本当に凄いんだ。

そうだ。
コフィに未来のことを聞いてみるか。

風呂から上がってコフィを探した。

「なぁコフィ」
頭を拭きながらテレビの前へ

すると

「ぅわはぅっっ!」
かなりビビった。
座っている子供の背中の

頭が無い。

「メンテナンスしてました。
砂が入っていて」
コフィは後ろ向きのまま両手で頭を掲げる。
頭だけこちらを向いて話す。

ホラー映画かよ。