未来少年コフィ 25 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

救急車が着いた。
橋が赤く点滅している。

ビッビー

クラクションで合図した。

パパン
クラクションを返してきた。

赤点滅の濃さが変わって、赤色灯が移動したのがわかる。

しばらくして救急車が降りてきた。

河原では、救急車のストレッチャーは使えず、担架に乗せて運び入れた。

心拍数や体温はコフィが言い当てた数値と一緒だ。

骨折カ所を教えてもいいが
ややこしくなるだろうし、隊員も心得ている。

隊員に名前と住所と連絡先を聞かれ
それはコフィの耳、いやマイクにも入った。


「内藤まさる。さん」
コフィは防水性があるのか。
服はずぶ濡れでニットの帽子は流されていた。

俺たちは車に戻った。

今から警察官もくるそうだ。

「もうマサルでいいや。」
コフィに さん付けで呼ばれるのは 恥ずかしい。
アイツに比べ役に立たない俺。

ウィッグを装置してあげた。

「ありがとう。マサル。」

ニコッ

表情筋があるのか。