いじめじめじめ ビショビショ | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

バレて…ない。

酒井はパーカーを絞って帰っていった。

アズサは仲間の3人に引き上げられ、全身をタオルで拭いてもらっている。

沼の水に濡れた顔は、グチャグチャに泣いていた。

「でも何で酒井が?」
「確かにアイツの机に入れたし。」
「そうよ。朝、確認したよね。」

「ぅう~
ム、カ、ツ、クーっ!」
アズサの怒りは私に向けられるのは確定だ!

そんなことは気にしない。


アシェラさんはどこだ?

奴らの手下にされたなら大問題だ。

アシェラサポーターもいない。

もう帰ったのか。



だめだ。
私が、強くならなければ!

わかってはいるんだけど…



暗くなって誰も居なくなった。

私は濡れた便箋を拾って握り締める。


もう、何もかもイヤだ。
私が落ちれば笑われて済んだんだ。


助けて欲しい。
先輩のところへ行こう。


MS800タフ
をパンして沼の鳥を撮影した。