~IOTA DEN~ 92 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

塔屋の扉は、内側からカンヌキをかけてきた。

階段を下りると廊下に出た。

右の突き当たりが12階の爆発した部屋だ。

華伽のミサイルで曲がった扉が枠から外れて落ちていた。

廊下を反対へ進む。

扉を蹴破り、暗い部屋に入る。

『俺達は12階に行くぞ』
有火馬

「俺も今、着いたところだ。」
紫雲

『そうか。
ボスが見当たらない。
その部屋だろう。』
楼射

「怪しい部屋がある。」
紫雲

しばらくして合流した。

「有火馬。派手にやられたな」
潜入スーツにいくつか穴が見える。

「自分もな」
有火馬

「…偉王汰。」
重烏が紫雲の背負った偉王汰をゆっくり降ろす。

壁に、もたれさせて座らせた。

「チクショー!
偉王汰を」
有火馬

「華伽。12階だ。
偉王汰を看ててくれ。」
紫雲

『………』

「華伽?」

「和尚さん。」

『………』
応答無し