~IOTA DEN~ 85 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

12階の壁にぽっかり開いた穴。

すぐに突入

は、しない偉王汰。

蜂の巣をつついたように、中国忍者兵が数人飛び出してきた。

が、サーチライトの逆光は、奴らの目くらましになった。

目をしばしばして青竜刀を振り回している。


偉王汰は、その忍者兵が屋根の上で一例になった瞬間

側面からショルダータックルで、ドミノのように倒した。

立ち上がる前にサッと穴に入ると、ボスを捜す。

とうに部屋を出たようだ。
出口が1つある。

出口はロックされていた。

穴から戻った忍者兵。
お相手をするしかないようだ。
偉王汰が向き直ると
鎖カマの分銅が飛んできた。

《ギャリっ》
一発目は肩をかすめ、横からきた二発目は偉王汰の左足に巻きついた。

その鎖の一方を壁のフックにくくりつけた忍者兵

「フフフ」「こりゃあいい」

忍者兵は余裕の表情で指をバキバキと鳴らす。


飼い犬のように鎖に縛られた偉王汰を忍者兵6人でいたぶる構図。

青竜刀を置き、革のグローブをはめて準備をしている。