~IOTA DEN~ 63 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

重烏の縫合手術が始まった。


待合室

長椅子には
ハクさん 山口 和尚。

まず和尚が立ち上がって深々と頭を下げる。
「今回の事件。
全ては私の責任であり、まず謝罪をさせていただきたい。」


「いきなりどうしたんです。
和尚さん座って下さい。」
ハクさん

「いや。
この事件の鍵である、お香。
あれは脱法ハーブなんて優しいものではありません。

あれは毒薬です」
和尚が見本を見せる。

「モグサ。ですか?」
ハクさん

「え。和尚さんが毒薬を作られたんですか?」
山口

「隠していましたが私達は…」


《バサッ》
袈裟をバッと脱ぐ和尚

そして、鍛え上げた筋肉に張り付く薄い潜入スーツ。

背中には忍者刀

「シノビ。です。」




「!?……カッコイイ。」
山口

「シノビ。…忍者!

では、仲間を集めたって。
つまり彼らも?」
ハクさん

「はい」
頷く和尚。


秘密をバラしてしまった。
この町を出ることになるだろう。