u.g 099 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

宇宙人は無言でモニターを消した。

しばらく森田たちも黙った。

ただ、涙が出た。


悲しい 淋しい つらい

どの感情が当てはまるのかわからない。

嬉しいなのかもしれない。

ただ、涙が出た。


「みんなの所へ行きたい」
鼻づまりの声で森田が言う


「うん。
今、地球の地底に残っている人間は全て地球を出る。
君たちの家族も殿様もね。

放射能汚染の地球は、今の地底人が地表に出てくる頃に浄化されるだろう。

この小さな宇宙船は地底と巨大宇宙船の行き来をするためのものなんだ。

このまま巨大宇宙船に行ってしまおう。」
宇宙人


「はい。
みんなに会える!」
中村