u.g 097 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「仲間だから、助けてくれたんだ。

だったらさ、吉田や学校のみんなも宇宙船に乗ったよな。」
森田

「そうだ。
会いたい!」
大野

「みんな無事だよ。すぐに会える」
宇宙人はまたモニターに映像を流した。



スタジアムから巨大宇宙船が飛び立つ。

街には人の影は無い。


同時刻に世界中で人間回収が行われた。

そして、全ての巨大宇宙船は大気圏を離れる。

今、地表には一人も人間がいない。
(森田たちは地底にいる)


人間たちは宇宙船の中で催眠術を解かれた。

我に返ると、すぐに家族を探した。

宇宙船内のモニターに地球が写る。

皆、立ち止まってモニターを見つめた。


00時00分


北半球から飛んできたミサイルと
西から飛んできたミサイルが
今、赤道付近で接触した。


「あぁ…」
息が漏れた。

モニターは無音で地球を写した。