u.g 091 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「隕石なの?」
大野

「実は、これは二機の核を積んだロケットどうしが爆発した光なんだ。」
宇宙人は青い光を拡大する。


「そんなぁ。
核を無くす日に爆発なんて…」
森田

「このロケットに廃棄する核を積んで、宇宙の彼方に捨てることになっていた。

しかしこれは兵器として最強でもあり、二大大国は先に発射するのをためらった。

そこで中立国のスイスがお互いのロケットに時限装置を付ける提案をし、23時30分に自動で同時発射されることに決定した。」
宇宙人

「それはぶつかるよね。」
大野

「もちろん航路はずらしているし、途中で追いついたり、近づいたりしないように計算されているよ。
最終的に太陽の引力に巻き込まれて燃え尽きる計画なんだ」
宇宙人

「じゃあなんで地球のすぐ近くで爆発なんか!」
森田


「これはね。
地球の未来のために

地球人が心を1つにして

はじめて成功することができたんだ。

オリンピックや世界陸上とか、地球人は差別と偏見がなければ何だって成功させるという、宇宙でも珍しい生態なんだよ。

でも

今回は心が1つにならなかった。


お互いの国は成層圏に無人偵察機を飛ばしていたんだ。

もちろんお互いに隠し通すから知らずに発射された。

どういう訳かお互いの偵察機はロケットの近くで操作不能になりロケットに接触した。

偵察機からの無線電波は、今度はロケットの姿勢制御に影響を与え…」
宇宙人

次の写真では垂直に飛び出したロケットが横倒しになっていた。