u.g 083 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「さぁ飛びますよ」
宇宙人が目の前のマイクに言う

スピーカーから部屋に拡声された。

宇宙人の肉声は小さいからだ。

「え、つかまるとこが無い!」
先生

窓が無いがモニターに外の景色が映る。

エンジン音もしない
煙りも出ない
振動さえなく動いている。

さっきの地下の部屋の景色が映っていたが、クルッと垂直に変わった。

これには焦った。
子供たちもつかまるところを探した。

しかし

垂直に飛んでいる宇宙船の中で立っていた。

ベルトのおかげだろう。

宇宙船と一体になっていた。


「すごいね。」
大野

「もしかして」
水筒を開けてみる森田


「あっ、コラ!」
宇宙人


《パチャパチャパチャ》
下方向にいた大野の顔にかかった。

「あっゴメンゴメン」
慌てて水筒を閉める森田

「っわあ!
はあはあ。
ジュースで溺れるとこだった。」
大野




「なんか。
昔、ドリフで見たな。」
先生