u.g 082 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「どうに乗るのかな?」
大野

「たぶん真ん中から光が出て、すーっと、吸い込まれて、」
という中村のイメージとは違った。

「はい、どーぞー」
宇宙人

《キューン、ガタン》
タラップが降りてきた。

「え、階段。」大野
「地味」森田




階段を上って宇宙船の内部へ

円形の部屋だ。

壁際に人型ロボットが3台立ててある。

小さい宇宙人がロボットから降りて床を走っている。

水筒の甘い水を飲みながら、目で追っている森田

部屋の真ん中にポールが立っていて、その先端に半球のカプセルが付いている。

ここが操縦席のようだ。

小さい宇宙人がせっせとポールの付け根に走っている。

ポールの付け根の穴に入って行った。

ポールはエレベーターで、下からカプセルまで球体が上がっていく。

上半分が開いている操縦席の椅子の一つに座った。
まだハァハァしている。

最後に入ってきたロボットから宇宙人が降りているのを見つけた大野

宇宙人を手のひらに乗せ、操縦席に運んだ。

虫かごに虫を入れるように、その宇宙人を座らせた。

宇宙人が大野に礼をする。


「いいなぁ。お前」
隣の椅子の先着の宇宙人がうらやましがっていた。

「チョー楽だった。」