おじ少 97 病室 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

翌日

俺はベッドの上にいた。

頭もすっきりしている。

「おぉノダマン!
起きたか!!」
誰だ。病院で大声を出すのは?

吉田かぁ。

あぁ、ダイモンに レイちゃんもいる。

「みんな。
老けたなぁ。」
おっさん、オバチャンだ。

「おいおい開口一番がそれかよ。
昨日会っただろ、同窓会で」
ダイモン

「ひどい小野田くん。
心配して損したわ」
顔のシワを伸ばすレイちゃん

「いや…その。」
だって、さっきまで子供だったから…

「お前だって結構…
あれ?
どこかで会ってないか?」
ダイモンくん、顔近いぞ。

「会ってるかもな、30年前。
お前ら酒臭いぞ。」
顔を離す俺。

「30年前って。
当たり前だろ同級生なんだから。」《ポフ》
吉田くん、布団にチョップ

「昨日、ちょっと飲んだのよ。
思い出話をしていたらね。
あたしの事件の話になって、覚えてるでしょ。」
レイちゃん

「もちろん。昨日のことのように。」
昨日だし

「それは、羽根馬かけるが俺達の話を小説にした
湖底の村
を読んだんだろ。」
ダイモン

「あれね。
しのじ旅館で話しておいて良かったね。」
レイちゃん

「小説?読んでないぞ。」
さっそく、俺の知らない未来が

「お前が羽根馬かけるに一番ベラベラ話してたんだから、読まなくても大丈夫」
吉田

「ところでさぁ。
あのおじさん、活躍したよね。」
覚えてるかな?

「あぁ、
マーロン星からきた
モンブマンだ!
って。
変なおじさんだったね。」
ダイモン

「活躍…活躍。
何したかな。
家に寝泊まりして、みんなと松木じぃと助けにきて…」
レイちゃん

「あっバイク壊した!」
吉田


「話題替えない?」
聞いてられん。