仮面トラッカー2 18 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

自衛隊トレーラーを追い抜く嫁来丸

ササッとトレーラーの前に割り込む。

トレーラーは右へ、嫁来丸もすかさず右へ。

三車線を目一杯使った攻防が続く
「こちら嫁来丸。
現在時速80に抑えてる。
これ、何の意味があるわけ?
どーぞぅ。」

「トレーラーの荷は戦車だ。
トレーラーごとテロリストに奪われ、追いかけてる。」猛

「テロリスト!」桜花丸

「確かに、運転席には紫のヨロイを着たコスプレ君だ。
ずいぶんと、古風なテロリストだな。」嫁来丸

「なめてると痛い目にあうぜ」猛

「ハハ。痛い目だと?
ヨロイ君は手も足も出ないと…」嫁来

《バシャン》

「痛いーっ」嫁来


「どうした嫁来い!?」猛

「なんじゃありゃ!
獅子舞のデッカイのが体当たりしてきた。」嫁来

「一番星号!!」猛

「一番星号だと!」桜花丸
「うそでしょ猛」ツバメ号
「いや。一番星号はイベント展示中に盗まれたそうだ。あの時も赤いヨロイと灰色のほっかむりがわらわらと」野次馬丸

「早く言ってくれよ。
あーっ。
ジェニファーが。」嫁来

「ジェニファー?
彼女が乗ってんなら無茶すんな。」桜花丸

「彼女なんかいねーよ。
箱絵のジェニファーちゃんが…傷物に」嫁来

「あのおっぱい丸出しの下品な絵がジェニファーか。」桜花丸
「あの結婚できない元凶のやつね」野次馬丸


「そうなの?
ジェニファーのせいだったのかぁ。」嫁来