仮面トラッカー2 17 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

《ギィィァァァ》
5速マニュアルのハイトップで、エンジン全開。

所詮軽トラだ。

ラジオが聞こえないくらいのエンジン音だが、時速110キロ。

トレーラーも一番星号も飛ばしているようだ。

一向に姿が見えない。


無線を取る猛
「こちら、レッドベレー運送、○○○○○○無線バンド
どうぞぅ」

「猛か、こちら桜花丸。」

「おーかまる!
頼みを聞いてくれ。
現在、北信道の上り、稲田サービスエリアを出たあたりだが、この前方に自衛隊のトレーラーがいる。
頭を抑えてくれないか?」猛

「頼みを聞くとも言わねーうちに、ベラベラと話されちゃ聞かねぇ訳にいくめぇ。
わかった。協力する。」桜花丸

「ありがとう。」猛

「桜花丸より、春日船団へ。
北信道の…

……あかつきには、猛が、ごちそうするそうだ。」

桜花丸が連絡を取ってくれている


「あー。こちら嫁来い丸
トレーラー発見、前に出る。」
「嫁来い丸。
まだ独身か?」桜花丸

「うるせーやい。
猛、すき焼き連れてけよ。」嫁来

「もちろん、すき焼きでも牛丼でも」猛

「安く済まそうとしてない?」嫁来