『返さないなら…
軽トラを弾き飛ばして、回収するのみっ。』
ボスの声
《ギャアアアン》
急加速する獅子舞号
「君たち。ちょっとどいてっ」
「え?」
思わず荷台の真ん中を開ける球児
「くらえっ。
萎える魔球!」
声の主はグレーマン。
獅子舞号に何か投げつけた。
《プシャ》
獅子舞号のフロントガラスで容器が破裂。ガラスに液体が広がった。
「萎える魔球!
あなたはっ!」斉藤
『星 先輩!』球児
「いかにも、星飛雄鹿(ひゅうが)だ。
君たちの白球で目を覚まさせてもらった。
だから、ボスを倒すべく、
ここにあった御中元のサラダ油をガラスに投げつけてやった。」星
「確かに油膜が張って失速してる」松井
「頭いい!」江川
「やったね。星先輩」高橋
「早速アヤメさんに報告だ」星