仮面トラッカー 29 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

『返さないなら…
軽トラを弾き飛ばして、回収するのみっ。』
ボスの声

《ギャアアアン》
急加速する獅子舞号


「君たち。ちょっとどいてっ」

「え?」
思わず荷台の真ん中を開ける球児

「くらえっ。
萎える魔球!」
声の主はグレーマン。
獅子舞号に何か投げつけた。


《プシャ》
獅子舞号のフロントガラスで容器が破裂。ガラスに液体が広がった。


「萎える魔球!
あなたはっ!」斉藤

『星 先輩!』球児

「いかにも、星飛雄鹿(ひゅうが)だ。

君たちの白球で目を覚まさせてもらった。
だから、ボスを倒すべく、
ここにあった御中元のサラダ油をガラスに投げつけてやった。」星


「確かに油膜が張って失速してる」松井

「頭いい!」江川

「やったね。星先輩」高橋

「早速アヤメさんに報告だ」星