仮面トラッカー 28 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

「なんだとっ!
車を止めて引きずり出してやる」猛

「だめぇ!オッサン。
止めちゃダメだ!
後ろ!」荷台の窓から後ろを見ていた斉藤

「後ろ?」猛
ドアミラーで後ろを確認。


《ブバババァァァ》
けたたましいクラクション。

大型トラックが追ってくる。

「あっ。甲冑野郎。」猛

そのトラックは、キャブ(運転席)が獅子舞の獅子の頭になっている。

「怖っ。
デカい顔が迫ってくるよオッサン。
もっと飛ばしてくれ!」
江川

「わかってるよ。
TOREみたいに誰か鼻を押してこい。」猛

「追いつかれるぅ」斉藤

《パァァン》
ホーンを鳴らす獅子舞号

《ガキュ》
「おおっ。押されたっ」球児

「くそぉベタ踏みだぞ!」猛


《ガキュ》

《ガキュ》《ドゴン》
バンパーを当ててくる獅子舞号

《ポクン。ガタ》
「ぅわっ荷台の扉が取れた!」斉藤



『ガハハハハ。戦闘スーツを返せ。』スピーカーからボスの声

「くそぉ。
ライオン(獅子)とネズミの追いっかけっこかっ。
勝ち目無い。」猛