1話{選ばれし者たち}8:白と黒 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ここまでで

客の1人
明石泰蔵
沢尻桃香
八木マネージャー
黄貝巧男

5人が海に落ちた。



混乱のデッキに来たのは、

白井 変人
(しらいへんと)
だった。

「ぅおおりゃあ!」

バッタバッタと黒タイツをなぎ倒す屈強な男だ。

そこにもう一人登場
黒いタキシードの男

黒久 光
(くろくひかる)

「うぅ。
飲み過ぎか、船酔いか、真っ直ぐ歩けない。」
手すりに寄りかかって歩いている。

パーティーから抜け出して風に当たりに来たところだ。



『パイパイパイ』
『パイパ~イ』

黒タイツ兵に囲まれた。

「やめてくへぇ。財布を返へぇ~」

『パイパイいっパイ』
今度は彼のシルバーアクセサリーを奪っている。

「こら揺するな…ウプッ」
口を押さえる黒久

『こいつ吐くパイ』
『逃げるパイ』

黒タイツが離れた。


そこに白井が駆け付けた。
「今助けるぜ!
貴様ら、逃がさんぞ!

  タァー!」
白井がベンチを振り回す。

『ふんぎゃあ!いパイ~(痛い)』
黒タイツの集団をベンチで一掃した。


「もう大丈夫。
ケガは無いか?

あれ?……いない。
あ、……まさか」
海を見下ろした白井


《ザッパァァン》

黒久は海にいた。



「あらら。
全員黒くて見分けがつかなかった。」
頭を掻く白井