「ごめんよー。」
海面の黒久に謝る白井。
もう白井の周りに敵はいない。
集団は、橋をを引き返している。
「けっこう集まったかしら。
もっと軍資金を集めて
世界征服よっ!」
パイキングが拳を上げた。
『パイーッ!』
黒タイツが歓喜する。
「何?世界征服だと!」
白井
《ガツン》
海賊船の橋が客船から離れる。
「逃がすかっ…トウッ」
助走をつけてデッキからジャンプする白井。
海賊船に飛び乗る。
はずだった。
《ザッパァァン》
1メートル届かず。海へ
「何なの、騒がしい男ね。」
パイキングは望遠鏡を取り出し、海面の白井を覗く。
「パイキング様、また船が来ます。」
赤いボンテージ
「またカモかしら?」
パイキングは望遠鏡をその船に向ける。
「海上保安庁です!」
赤いボンテージ
「んま、逃げるわよデカパイン」
パイキング
「総員、配置に付け!」
赤いボンテージのデカパインが指示を出す
『パイーッ』
答える黒タイツ
帆船は去ってしまった。