26 高圧で炊く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

家に着いた。

ロボットのミイタが風呂、布団、食事の用意を済ませていた。

食事には、ヘッドチップのアレルギーデータを活用した。

『はぁ、歩いたわ。』
腰をさすりながらテーブルに着いたおばさん。

銀色の球体を運ぶミイタ。

フィユー
『炊き込みご飯です。』
球体は高圧釜
圧力鍋のもっとすごいやつね。
5分で炊けるし、保温性も高い。

取り分けるミイタ

『ありがとう。ミイタさん。
おいしそう。
このサンマも炭焼かしら?』


『炭素グリルだよ。
煙りが出ないからね。

じゃ、乾杯しようか。
ノンアルウォッカで』

『いただくわ。何に乾杯しようかね?』

『そうだね。
変わらない町と変わらないおばさんに』

『まぁ。
けっこう引っ張ったり叩いたりしてんのよ。』

『コロニーより重力があるからね。帰りは顔が変わるかもね。』


『ありえる。』
焦って顔を引っ張るおばさん

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物語はフィクションです。