家に着いた。
ロボットのミイタが風呂、布団、食事の用意を済ませていた。
食事には、ヘッドチップのアレルギーデータを活用した。
『はぁ、歩いたわ。』
腰をさすりながらテーブルに着いたおばさん。
銀色の球体を運ぶミイタ。
フィユー
『炊き込みご飯です。』
球体は高圧釜
圧力鍋のもっとすごいやつね。
5分で炊けるし、保温性も高い。
取り分けるミイタ
『ありがとう。ミイタさん。
おいしそう。
このサンマも炭焼かしら?』
『炭素グリルだよ。
煙りが出ないからね。
じゃ、乾杯しようか。
ノンアルウォッカで』
『いただくわ。何に乾杯しようかね?』
『そうだね。
変わらない町と変わらないおばさんに』
『まぁ。
けっこう引っ張ったり叩いたりしてんのよ。』
『コロニーより重力があるからね。帰りは顔が変わるかもね。』
『ありえる。』
焦って顔を引っ張るおばさん
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物語はフィクションです。