炊き込みもサンマも、うまかった。
さて、風呂入るかな。
明日は、おばさんのアパートを探す。
しばらく地球で仕事があるそうだ。
俺は歯医者に行ったり忙しいから早く寝るか。
アルミ箔スカーフを羽織り、コーヒーを持って、テラスに出たおばさん。
星を眺める。
コロニーの旦那さんと乾杯のしぐさ。
こんなに離れても、繋がってるんだね。
流れ星がスッと光った。
さて、2022年を半日紹介しましたが、いかがでした?
災害からの復興も不安な未来を切り開くにも、人の繋がり、協力が必要だよね。
1人の力は小さい。
束になればたくましい。
スカイツリーの鉄骨も一本柱じゃないよね。
小さい柱が複雑に絡み合っている。
今日も火山灰をかぶったスカイツリーの鉄骨が月に照らされて鈍く輝く。
未来は明るい。
俺達の一度死んだ瞳は、もっともっと輝くんだ。
鈍く輝く 完
物語はフィクションです。