8 働く | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ここは、会社の食堂。

会社?
正確には国営の下請け会社となるか。

郵政民営化ってやったでしょ。
今は真逆、国営の会社、研究所、病院。

企業同士の開発競争や、価格競争は国の発展にマイナスになっていた。

例えば、電化製品では、国営の富士○系、国営の松○系、国営の○立系など
元の企業は、決められた物を専門的に作り、それを極める。
担当制になった。

パンから戦闘機まで、独占不似法で守られる。
似たものや派生は無い。

これで全て、純国産
メイドインジャパンであり、国益に反映される。
製品に企業名は存在しない。
ホログラフィ日の丸マークのみ。

一品目に一社
だから名前も
パン会社
戦闘機会社で良い。


競争は無い。
貧富の差もさほど無い。
技術協力はある。

もちろん、最初は混乱した。
それまで自社ブランドを推して信用性で商売していたからね。
突然、社名の剥奪。

でも、違う会社が同じ車を作ってて争いにならなかったでしょ。

ここからは協力をしあう社会に変わった。

大量生産、大量販売、大量放棄は幕を下ろした。
資源も無いしね。


さて、ここはガムテープの会社だ。

俺は来週一杯は顕微鏡の会社に行く。

どこ行こうが自由なんだ。

しがらみはあるよ。

こめかみのチップ。

これに俺の個人情報のデータがビッチリ入ってる。
氏名、出身校の成績、犯罪歴、アレルギーなど

データの流出?

これは情報提供用に開発したものだよ。

女性のタイプから持病まで、データの共有は当然さ。

明日は、虫歯治療会社に行かなきゃ。


昔は、カルテっていう紙があったよね。


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物語はフィクションです。