6 バラまく | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

年金問題もあったな。
昔は年金という収入があって、老人は働かなくても生活ができた。

人類滅亡説に洗脳された国民は
今すぐに年金を返せ、よこせのデモ行進。

ニュースの生中継はデモ行進の現在地を教える役割をする。
そこへ参加、合流するのだ。
見る見るうちに車道を埋め尽くす人々。
一方へ流れる人の頭。

あれ見るたびに
今日はパチンコ出るんじゃないかって思ったな。
しかし、結局はヤラセだった。

少子高齢化で資金は底を見せていた。

そんなに騒ぐなら、一旦リセットしましょ。という作戦に出た。

消費税をつり上げ返金資金を調達。
返る金の為なら仕方ない。法案はあっさり通る。

時の首相は笑顔で金をバラまく。
皆さん、私のおかげですからね!ってね。

臨時収入もあって景気は最高潮!


あの世に金は持っていけない。
宇宙に出るほど金は無い。

パァっといくわな。





あの時、貯金しておけば

みんな思ってる。
みんなわかってる。

バブルで懲りたはずなのに。

ノリに弱い人種なの。

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物語はフィクションです。