5 びくびく | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

2012年か。
懐かしいあの頃。

2012年12月28日

マヤ歴のカレンダーが終わっていることで人類滅亡を示している
との噂が広まり、テレビや雑誌が、警鐘、警告とし、さまざまな番組を撒き散らした。

おかげで12月に近づくと、財産を叩いてギャンブルする人、借金しまくって世界中を旅する人が続出した。
生前合同葬儀会なんてのもあった。自分や知り合いを拝みっこしてな。
地下シェルター付きマンションが売れたりしてたな。

地球脱出計画も本気で、移住先のスペースコロニーは満員御礼、プレハブ並みに簡素化されたスペースルームが100億で売れたっけ。



そして12月29日の朝




気になる?




人類は




己の哀れさを知るのさ。



借金しなくて良かったぁ。


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物語はフィクションです。