80《売る》 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

ついにケンカに発展。
作戦通りだ。


カネが舞う。
ビールが飛び散る。

あの日ボコボコにされた痛みを思い出した。

『テメェ!はなからカネを独り占めするつもりか!』ワタル

『ずっこけて顔見られるバカとやってられるか!』

バス バフ

ボクサー後藤の拳がワタルのボディにヒット

『よく‥わかったぜ』
隣の部屋に走るワタル

『待てやワレェ』
追う後藤



カシャ

グロックを構えるワタルがいた。

『う。』立ち止まる後藤

『さっきの喫茶店、刑事が張り込んでた。
俺を売る気だったんだな。』

『そうかい。
ならパクられちまえば良かったな。』
にやける後藤


『俺達、終わりだな』

パァン

撃った!

ワタルが後藤を撃った!