79《エスカレート》 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

『オイオイオイ
じゃあ それは何なんだよ。』
後藤の襟を指すワタル

『はぁ?』
後ろを振り返る後藤

襟から万札が出ている


当然、俺が仕込んだ。

『え?カネ!』
驚く後藤

『え?じゃねぇし。
オメーを信じてたのに。
俺達、分け前はピッチリ半分。
最初のルールだろうが。』

『こんなカネ知らねーって』

『俺達、今まで真面目に強盗や恐喝してきた。
仲間のルールは守ったろ。』


真面目に強盗
面白い

山田くん
ワタルに3枚やって

はいはぁい。



『あれ?』

『何だよ。』

『右手上げてみ。』

『上げた。』

ハラハラ~

わきの下から3万円が舞う


『言い訳は聞かねーぞテメェ』



第2ラウンド カーン