77《ワタル》 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

タタッタタッタドンドン

玄関を叩く音
暗号のノックだろう

『んぁ。うっせぇな』

後藤が起きた


『集金なんですがぁ』
ドアの声

『棺桶に入れとくよ』
後藤の返事


ガバッとドアを開ける後藤
『よう兄弟』

『何かあったのか?』
ピアス男 ワタルだ。

『何かって?』
『お前ボケたか?』

ワタルがソファーに座り、桐の箱を見る。
『何これ?』

『知らねーけど価値があるみてぇだ』
後藤は鍵を締めながら答える

『ふぅん。しまっとくか』
桐の箱を持って立ち上がったワタル

押し入れのふすまを開けると
金庫がある。

ワタルがそれを開けるとまた金庫

それの鍵は後藤が持っていた。

一萬円札の山だ。

ちょこんと桐の箱を乗せるワタル

『けっこう増えたなぁ』
後藤

『ああ。この金を眺めながら一杯いくか?』
ワタル

『酒持ってくるぜ』

『缶詰め有ったよな』
2人は台所に行った


金庫に入ってみた。

寝てみる。
シャワシャワ
ほら、カネのベッドだよ。

お。戻ってきたな
持てるだけ持ってソファーの下に逃げる。



さて、どうなるかな