63《ひとつき》 | クーカーの 笑説

クーカーの 笑説

コメディ小説を書いてます。

小説ほど難しくなく
コントほど面白くない
クーカーの笑説
1ページ1分くらいです。
サクサクと読んでくださいませ。

コードがピンと張って、あと5センチとどかず。しょぼん

その後、ヤツらにボコボコに、やられた。

俺は、むせながらもクラウンに飛び込んでドアを閉めた。

助けを呼ぶ。
クラクションを思いきり押す。

ビィィイイイイ

その音はヤツらの感情を逆撫でし、火に油を注いだ。

『ざっけんな。テメェ』

ガバッとドアが開いて、
『死ねや』
ピアス男の折りたたみナイフが、心臓めがけて飛んできた。

『うぉおっ。やめろぉ!』
叫んだ。

次の瞬間は、カミサンと子供の笑顔が浮かび

俺は、こんなことで死ぬんだな。
と冷静に思った。

そっから景色が真っ暗に…‥



死んだのか?



『え!?消えた。』
俺の頭の上の方で、かすかにピアス男の声がした。