ギターとエアメール #4 ( ゆいちゃんず ) | 欅坂46 小説 - 街角でキスをしよう -

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短編、長編、どちらも書きます!

「 いいじゃん!ゆいぽん!」

「 そう?ありがとう 」

素っ気ない態度をとりながらもやっぱりちょっと嬉しくて。

「 どんなとこがよかった?」

「 まずさ、チューニングっていう言葉のチョイスだよね!ギターで恋を歌うなんて、私たちにしかできないよ!」

ギターで恋を歌う…この歌を歌うことで誰かに届くのだろうか…


愛して止まない



渡邉理佐にも。

理佐の気持ちはわかってる、だけど…

理佐はオダナナが好き。織田は私が好き。気づいてしまった、理佐の気持ちに。

向こうがわかっていないなら、私は気づかれなくてもいい。だけどせめて伝えたかった。妄想くらい、たまにはしてもいいんじゃない?


そう、それがチューニング。

決して私は結ばれない、歌くらい、結ばれてもいいんじゃないの…


ずーみんだってそうでしょう?莉奈ちゃんのことがどんなに好きでも…


莉奈ちゃんには他に好きな子がいる。





私たちは似たもの同士だった。

本当にチューニングが合ったのは




ゆいちゃんずなのかもしれない。