金融機関その7 | noriのブログ

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政府の国債発行で金融機関は預金が増えます。預金が増えて貸出が増えなければ自己資本が減ります。そうなると自己資本比率10%付近を維持するために金融機関は貸出を増やすか国債を買うかの選択を迫られます(投信や保険を売って手数料を増やす選択もありですが・・・)。融資は3年間83兆円のコロナ融資で増えました、が預金は205兆円増えていますので自己資本比率は減少しています。メガバンク・一部大手地銀は海外で稼いでいますから大丈夫ですが、地銀信金信組は国内の営業で融資が伸びていないですから自己資本は減りますから経営は厳しいです。ではなぜ融資が増やせないのでしょうか? 需要がないから民間企業は設備投資をしないから融資がいらないのです。GDP=個人消費+民間設備投資+政府支出+輸出-輸入ですから、政府支出が30兆円しかない(政府がせこい)のと、民間設備投資がないから融資が増えない、のが原因です。(個人消費は現状維持でしょう)。日本が30年不景気の要因はこれです。成田さん、理解しましたか??(笑)